住まいの塗替えでよくある質問、トラブルをまとめてみました。
その他の質問、ご相談は支部事務局までお問い合わせください。
近年私たちの身近な環境問題として「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」などがあります。(社)日本塗装工業会でも[室内環境対策]について真剣に取り組んでいます。すでに塗料についても、各メーカーが対応塗料を開発しており、学校・病院などで使用されています。また、平成15年7月から建築基準法の一部改正により有害な建材の使用制限や喚起が義務付けられました。これまで不明確だった塗料の安全性は、「F☆☆☆☆」マークの採用で解かりやすくなりました。法律で規制がない場所でも「F☆☆☆☆」マークのついた塗料を選ぶのが望ましいといえます。
工事の完成後や、細かなフォローを考えると、基本的に近くの塗装店が良いといえます。電話帳にも各社掲載されていますし、お知り合いからの紹介でも良いでしょう。当会の会員企業は、名刺や広告欄に(社)日本塗装工業会会員と記されています。その証拠を提示してもらうことは可能です。すべての会員さんには個別の会員NOがあります。不明な点がある場合は支部事務局までお問い合わせください。
内容が不明確な見積は親切ではありません。お医者さんでも同様に処方されるお薬の説明を求めることは大切なことです。塗替は建物の診断・治療でもありますから、仕様説明は遠慮なく業者さんにお聞きください。施工内容が不明な工事はお勧めできません。
これまで塗替工事の場合、塗替条件や立地条件、仕様の内容により保証期間を設定することが困難とされてきました。丁寧な工事を行っていれば、お客様にも満足がいただけるのですが、残念なことに一部の業者さんの行った工事に重大な欠陥が発見されることがあります。私たち(社)日本塗装工業会では、お客様の立場に立って保証ができる工事の仕様を全国で紹介し、会員企業のバックアップを行っています。一業者の保証ではなく、(社)日本塗装工業会の工事保証は最大5年間。だから安心なのです。
各々の状況によって異なりますが、平均して8年〜10年が目安です。専門の業者に診断を任せるのが良策です。ただし、中には仕事が欲しいがために事実と違った表現をする業者もいますから、即決は避けた方が良いでしょう。納得のゆく説明と誠実な態度も業者選びのポイントです。
実際に積算の仕方は業者ごとに違うものです。通常、工事価格は1uあたりの単価を施工面積に乗算して算出します。1u当たりの単価に差がない場合でも工事の内容によって大きく差が出ることが多いようです。鉄部の塗替の場合、錆落しを手工具で行うのと伝道工具を用いる場合とは単価が大きく違ってきます。また、2回塗りと、3回塗りでも、単純に3割近くの差が出ることになります。また、受注業者と施工業者の間に中間業者が入っている場合も割高になります。
補修工事をしない理由として、明らかに手抜き工事を行っていた場合・工事を行う時間が取れない等いくつかの理由が考えられますが、誠実な対応とはいえません。当会が推進するペインテナンスシステムをご利用いただいた場合は、施工時の検査によって仕上がりの品質を検査していますから異常な劣化事故が置き難いと同時に、万が一異常が発生した対象が明らかに施工の不具合による場合は、支部内の保証委員会に報告され、保証書に基づいて直ちに無償補修工事が行われます。
不誠実な業者の場合、高価な材料で見積をしておきながら、実際は安価な材料で施工をするという詐欺まがいのやり方をすることがあります。品質以前の問題です。お客様にとっては大変関心のある塗料の種類については実は解かりにくい場合が多いのです。仕様に照らし合わせて、どんな塗料を使用するのかを充分説明を受ける、材料カタログ、工事中の材料写真を完成時に提出することなどを着手前に条件として伝えることもよいでしょう。
「ペイントマップ岐阜」は一般社団法人日本塗装工業会岐阜県支部が運営しています。
〒500-8384 岐阜県岐阜市薮田南1丁目11番12号 水産会館4F